2024.10.12 | BioJapan 2024に出展しました。 |
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2024.05.30 | 会社HPを公開しました。 |
当社は、藤井穂高研究室の大学における研究成果を社会に還元すべく2023年に設立した弘前大学発バイオベンチャー企業です。遺伝子治療やmRNAワクチン等で用いられるプラスミドには、繰り返し配列の組換え等が起こることにより大腸菌内で増やすことが難しいものがあります。当社独自技術を用いて、こうしたプラスミドを大量に供給することができます。こうしたバイオテクノロジーの基盤技術により、先端的な医療を支え、人類の健康と福祉の増強に寄与します。
遺伝子治療やmRNAワクチン開発には高品質のDNAが必要です。DNAはプラスミドとして大腸菌内で増幅して使われることが多いですが、繰り返し配列等のあるプラスミドは、大腸菌内で組換えが起きたりすることも多く、正しい配列のプラスミドを増幅することが困難な場合もあります。
当社は、独自技術によって、そのような増幅困難なプラスミドも安定的に増幅させることができます。そして増幅したプラスミドを製薬企業や学術研究機関向けに提供いたします。こうしたバイオテクノロジーの基盤技術により、先端的な医療を支え、人類の健康と福祉の増強に寄与します。
組換えに関わるRecA遺伝子等を欠失させた変異大腸菌株は、組換え体ができるのを防ぐために広く使われている。しかし、このような大腸菌株を使っても、組換え体等ができることを完全に防ぐことはできず、増幅がかけられないプラスミドは非常に多い。
PCR等の試験管内DNA増幅法を使うと、DNA断片の増幅ができる。しかし、手間と費用の点からmgオーダー以上の大量の調製には適さない。また、複製エラーの頻度が高いため、正しくない配列のDNA断片が混入する可能性が否定できず、特に遺伝子治療等の臨床応用のネックとなっている。
また、ある種の複製開始点配列をプラスミドに挿入することで、試験管内でそのようなプラスミドの増幅をかけることもできる。しかし、転写開始点配列をプラスミドに挿入する手間が必要なことに加え、大量調製には多額の費用がかかるという問題点がある。
大腸菌内で組換え体等の変異導入が起きない技術を使うため、大腸菌内でのプラスミド増幅の利点である、大量培養が安価に実現できるという特徴を保持している。
試験管内プラスミド増幅法と比較して、新たに複製開始点等を入れる必要はなく、広く使われているプラスミドベクター系をそのまま使うことができるため、手間が少なく、圧倒的な費用の低減と収量の大きさが実現できる。
研究用プラスミドの増幅はフナコシ株式会社から御注文ください。
遺伝子治療やmRNAワクチン製造等、医薬品等の原料としての使用を含めた非研究用の使用を企図されている場合には、弊社に直接ご連絡ください。
お問い合わせはこちら社名 | PlatinaPlasmids株式会社 |
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本社 | 〒036-8087 青森県弘前市早稲田3-7-14 |
創業 | 2023年8月4日 |
役員 | 代表取締役社長 藤井 穂高 |
事業内容 |
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